仕事でもプライベートでも、今や私たちの日常生活には欠かせなくなったパソコン。その故障の原因となるトラブルは季節を問わず起こるものではありますが、実はこれから本格的な寒さを迎える冬に注意すべきことがあるということをご存じでしたでしょうか。その原因のひとつとして挙げられるのが、いわゆる「静電気」。冬にセーターを脱ぎ着したり、ドアノブなどに触れたときにビリビリと発生するものですよね。痺れることで人間が不快に感じるように、パソコンにとっても大敵なのです。パソコンの基盤やメモリといった大切な部分に静電気が流れてしまうと、パソコン自体が起動しなくなったり、Windowsが急にフリーズしてしまったりと、最悪の場合には完全な故障に至る場合もあります。このようなパソコントラブルを招かないためにご自身でできる静電気対策は、できるだけ乾燥している環境を作らないようにすること。PCの電源を入れる前に手を洗って湿ったタオルで拭きとるようにすれば、指で電源に触れたときに余計な電気を逃がすことができますし、部屋の湿度を上げるために、洗濯物を部屋干ししたり、コップ一杯の水を置いておくだけでも有効な方法です。また、静電気のほかにも、室内外の気温の差によって起こる「結露」もパソコンの故障の原因となる場合があります。パソコン内部に水滴がついてしまったまま、電源を入れてしまうと回路がショートしてしまうことも考えられます。こうなってしまうと、パソコン修理を避けることは難しくなってしまいます。結露による故障を防ぐためには、パソコンを使用する環境においては急激な温度変化を避けるように心掛けましょう。