パソコンの故障内容は様々ですが、特にノートパソコンに多い故障の一つとして「ディスプレイの故障」が挙げられます。ノートパソコンは折りたたむ事ができますので、その際に物を挟んだり、勢いよく開閉していることでダメージを与える事があるのです。また、正しく使用していても経年劣化していきますので、長期間使い続けたパソコンも徐々にディスプレイの映りが悪化してしまいます。
パソコンのディスプレイは、液晶に加えて散光板や導光板などが重ねられており、その後ろからバックライトが照らすことによって画面が見えるようになっています。そのため、液晶が割れてしまったり、バックライトやそれを制御するインバーターが劣化してしまいますと、映りが悪くなってしまいます。
もしも液晶が割れてしまいますと、内部の液晶がパネルの中で漏れ出し、徐々に黒く何も映らない面積が広がっていきます。また、何本もの筋が画面に走るようになり、最悪の場合全く画面が見えなくなってしまいます。
バックライトやインバーターが劣化しますと、徐々に画面が暗くなっていき、最終的には何も映らなくなる事があります。また、バックライトは劣化しますと徐々に青白い光から赤色になっていきますので、画面の色合いも変化する事になります。
パソコンについて詳しい方なら自力で修理してしまうこともありますが、高度な作業になりますので、素人の方にはおすすめできるような作業ではありません。パソコンのディスプレイに異常が見られる場合には、パソコン修理業者に見てもらうようにしてください。