ノートパソコンは薄くて小型なため、持ち運びがしやすいという特徴があります。外で仕事をする方や、学校でパソコンが必要だという方に需要があります。また、最近では自宅の中でしか使わなくても、簡単に持ち運べて家の中の何処ででも使えるという点から、主婦層からも需要が高まっています。しかし、ノートパソコンの持ち運びには注意が必要です。特にハードディスクを搭載しているノートパソコンは、電源をつけたままの持ち運びは故障の原因となります。ハードディスクがどういったものか実際に見たことがないという方は少なくないでしょう。ハードディスクは磁気ディスク装置と呼ばれる記憶媒体で、磁気ヘッド呼ばれるアームがディスクの表面を移動することでデータの読み書きが可能になります。イメージ的にはレコード盤が設置されたレコードプレーヤーが近い形をしています。そのため、ハードディスクが稼働中に移動すると、磁気ディスクに傷がついてしまうことがあります。傷が付けば、当然データの読み込みなどができなくなるため、ハードディスクの故障原因となるのです。ハードディスクの故障は、症状によってはパソコン修理のプロであってもデータの救出ができないことがあります。そういった事態を防ぐためにも、ノートパソコンの持ち運びは電源を切った状態で行うことをお勧めします。