パソコンは最初にどんなに性能の良いものを買っても、長年使用していれば、動きが遅くなってくるものです。簡単に言えば、パソコンも人間と同じように年を取るのです。パソコンの動きが悪くなる理由の1つに、パソコン内にデータを溜め込みすぎるというものがあります。データを溜め込みすぎるとなぜ遅くなるのでしょうか、それは、パソコンがデータを開くときの仕組みに関係しているのです。普段画面上のデータを開く際、使用者側はアイコンをダブルクリックするだけですが、パソコン側はその際に対象のファイルをパソコン内のデータ1個1個参照しながら探します。例えば、洋服ダンスを想像すると分かりやすいです。はじめは洋服が少ないため、目当ての服を探すのに時間は掛かりませんが、洋服が増えてくると、どの段にいれたのかわからなくなり、1段1段開けて探すということがあるでしょう。パソコンも同じで、データが増えると、参照するデータも増えるためそれだけ時間がかかるのです。そのため、パソコンをできるだけ長持ちさせるためには、パソコン内にデータを溜め込みすぎないことも大切です。特にもともと容量が少ないパソコンにデータを溜め込むと、すぐに影響が出始め、数ヶ月でパソコン修理ということもあるのです。しかし、メーカーやWindowsのアップデートなど、定期的にデータが溜まることもあるため、ある程度は仕方ありません。それらのパソコンにとって必用なデータ以外はなるべく外付けのハードディスクなどで管理することをオススメします。それが、パソコンの寿命を伸ばすことにつながるのです。