現在のパソコンは高性能のため、仕事だけでなく趣味や遊びとしても広く利用されています。人によっては、生活必需品と呼べるほどパソコンに依存した生活を送っているかも知れません。それだけに、パソコンには膨大なデータが保存されています。そのデータが、パソコンの故障によって唐突に無くなってしまったらどうでしょうか。想像したくないほどに恐ろしい事態ではありますが、決して起こらないということはありません。上手くパソコン修理が完了したとしても、データが失われたままというケースは珍しくありません。
大事なデータが保存されている場合は、定期的にバックアップを取ることをお勧めいたします。バックアップとは、コピーしたデータを別の媒体に保存しておく事を言います。複数箇所にデータを保存しておく事で、どこか一つのデータが破損してしまっても、別の媒体から回復させる事ができるのです。バックアップを取るためには、まずはデータを保存する媒体を用意しましょう。手軽なものでは、USBメモリーがあります。容量は少ないですが、持ち運びがしやすいという利点があります。容量の多さを重視するのなら、外付けHDDがお勧めです。さらに近年は、オンラインストレージに保存するという選択肢もあります。
媒体が用意できましたら、次はバックアップの実行に移ります。最もシンプルな方法は、手動で保存したいデータを一つ一つ選び、媒体にコピーする方法です。手間は掛かりますが、必要なデータを簡単にバックアップできます。他には、自動で定期的にバックアップを行う方法があります。パソコン丸ごと、もしくは指定したデータのみを自動で保存するので、バックアップを忘れる心配がありません。記憶する媒体やご自身の知識と相談して、バックアップの方法を選択しましょう。